最近のNPBで起きた猛暑による2軍戦ノーゲームのニュースには、正直うんざりさせられた。せっかくの試合が38.7度もの熱波で途中終了とは、ファンも選手もたまったものではない。それでも、この混乱からちょっとした発見がある。実は、こうした「予定調和が崩れた瞬間」は、アイデアの整理や創造的な思考にも似たバランスの問題を教えてくれる。

NPBの試合は当然ルールや区分けがはっきりしていて、その分管理しやすい反面、異例事態には対応しづらい。創造的なメモや思考も同じだ。細かく細分化してカテゴリー分けをすれば、一見合理的に見えるが、実際には新たな発想が生まれにくくなる。過剰に分類すると、アイデア同士のつながりが見えづらくなり、思考が固定化されやすいのだ。

実際、アイデアノートをぎっしりタグ付けしたり、ジャンル分けに悩むあまり、メモを開く気さえ失せることがある。NPBの猛暑ノーゲームみたいに、思考も臨機応変さや余白がないと息苦しくなる。ふと別の視点が入ってくる余地がないと、新しいイメージが膨らまなくなるのは当然だ。

この問題の根底には、効率や秩序を求めるあまり、創造の“揺らぎ”を拒んでしまう構造がある。ノーゲームのような抜け穴がないと、流動的な発想は活かせない。むしろメモやアイデアはざっくりとした大まかな分類で済ませ、あとは自由に行き来する方が結果的にリラックスして創造的になれる。

猛暑による試合中断はイライラするけど、その頻繁な中断が逆に新しい戦術や選手起用のヒントになるかもしれない。メモの過剰分類も同じで、一度「ノーゲーム」状態を作ってみることが、一連の混乱の後に思考リセットや未知の接続をもたらすことがある。

つまり、創造的なメモやノートづくりは、NPBの試合のように完璧な管理を目指すよりも、少しだけ曖昧な部分や抜け道を残しておくことが大切。少しの“混乱”や“途切れ”が、結局は豊かな発想を育む土壌になる。これを忘れずに、煩雑な分類から距離を置き、ゆるやかな思考を楽しんでみてほしい。